【ファストリ】 15年8月期は営業最高益、会社予想には届かず

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 ファーストリテイリングが発表した2015年8月期の連結業績(国際会計基準)は、売上高に当たる売上収益が前期比21.6%増の1兆6817億円、営業利益が26.1%増の1644億円、純利益が47.6%増の1100億円といずれも過去最高を更新した。

 営業利益は会社予想の2000億円には届かなかった。国内ユニクロ事業で6月以降、天候不順で夏物が低調に推移、値下げ処分で粗利益率が低下したことなどが要因。ただ、秋冬シーズンはヒートテックやウルトラライトダウンなどが好調だったことから、通期の既存店売上高は6.2%増と大きく伸びた。国内ユニクロ事業の営業利益は10.3%増の1172億円だった。

 海外ユニクロ事業はグレーターチャイナ(中国・香港・台湾)と韓国が成長をけん引、営業利益は31.6%増の433億円と会社全体の4分の1を占めるまでになった。

 グローバルブランド事業ではジーユーが大幅な増収増益となって、セオリーやJブランドなどの不振を補った。同事業の営業利益は144億円の黒字(前期は41億円の赤字)に転換した。

 16年8月期の連結業績は、売上収益が13.0%増の1兆9000億円、営業利益は21.6%増の2000億円を予想する。いずれの事業セグメントでも増収増益を見込んでいる。

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