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イズミ、食品スーパーのユアーズを子会社化、根石社長は続投

 イズミは9月1日、食品スーパーのユアーズ(広島県海田町)と資本・業務提携した。イズミは10月13日でユアーズが実行する第三者割当増資を引き受け、50.3%を出資、連結子会社化する。取得価格は約45億円。

 両社は6月、資本・業務提携すると発表していた。イズミの子会社となった後も、創業家の根石紀雄社長は続投する。イズミは役員を派遣して経営をサポートする。既存店の活性化を進めつつ、不採算店舗や不要資産の処分を進め、収益力を高める。

 商品仕入れや物流についてはイズミのネットワークを活用、またイズミの電子マネー「ゆめか」を導入、広告や販促企画でも連携する。

 ユアーズは広島・岡山・山口・福岡の4県で64店舗を展開、2014年9月期の売上高は557億円、営業利益は6億5800万円だった。

 ユアーズは2011年、経営危機に陥っていた福岡県の同業、丸和を吸収合併したが、その後の業績は低落傾向にあり、イズミの傘下で出直しを図る。