【消費者物価】 生鮮を除く総合は横ばい、食料は1.6%上昇、7月

2015/09/01 00:00
Pocket

 総務省が発表した7月の全国消費者物価指数(2010年=100)は、変動の大きい生鮮食品を除く総合で103.4と前年同月比横ばいだった。

 

 電気代が3.8%低下、ガソリンが15.2%低下するなどエネルギー関連で下落が目立った。自動車等関係費も4.2%下がった。

 

 一方、食料(生鮮食品を除く)は105.5で1.6%の上昇。相場高で生鮮野菜が13.4%上昇、果物(5.9%)、肉類(3.7%)、菓子類(3.1%)なども上がった。逆に穀類は1.9%、酒類は0.9%低下した。

 

 家具・家事用品は1.3%上昇の94.8。寝具類が3.4%、家事雑貨が2.2%、家事用消耗品が2.0%上がった。

 

 全国の先行指標となる東京都区部の8月中旬の消費者物価指数(速報)は、生鮮食品を除く総合で102.0と0.1%低下、2ヵ月連続のマイナスだった。食料(生鮮食品を除く)は103.7で1.4%上昇したが、光熱・水道が7.5%低下した。家具・家事用品は90.3で1.6%上がった。

 

 全般的にエネルギー関連の物価が下がり、食品や日用品関連は上昇する傾向が続いている。
 

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態