【全国百貨店】 6月の売上高は0.4%の微増、東京・大阪が好調

2015/07/23 00:00
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 日本百貨店協会が発表した全国百貨店の6月の売上高は、既存店ベースで前年同月比0.4%の微増だった。消費税率引き上げ後の買い控えがあった前年からの反動増がなくなり、前月の6.3%増に比べて伸び率は大幅に縮小したが、3ヵ月連続のプラスとなった。

 

 地区別では売上げ規模が大きく訪日外国人も多い東京(5.9%増)や大阪(3.2%増)が全体を引っ張ったが、横浜が0.1%減、神戸が1.6%減となるなど10大都市のうち7都市はマイナス、10大都市を除く地方部は3.1%減と苦戦した。

 

 商品別では、セール開始時期を7月に遅らせた店舗が多かった影響で主力の衣料品が7.7%減と落ち込んだが、雑貨(18.4%増)や家庭用品(3.9%増)が好調、食料品は0.1%の微減だった。細分類では、化粧品(21.3%増)、美術・宝飾・貴金属(27.9%増)が好調を維持した。

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