イズミ、食品スーパーのユアーズを子会社化へ、資本業務提携
イズミ(広島市)は6月30日、同じ広島県に本拠を置く食品スーパーのユアーズ(海田町)と資本業務提携すると発表した。9月1日をめどに提携契約を結んだ後、ユアーズが実施する第三者割当増資を引き受け、イズミが連結子会社化する。出資比率や取得金額などについては今後詰める。
ユアーズは2011年、経営危機に陥っていた福岡県の同業、丸和を吸収合併、広島、岡山、山口、福岡の各県で現在64店舗を展開している。14年9月期の連結業績は売上高が前期比4.8%減の557億円、営業利益が27.6%減の6億5800万円と前の期に続いて減収減益となるなど業績は低迷している。このため、業績好調のイズミの傘下に入ることで、立て直しを図る。
イズミは、資本業務提携していた福岡県のスーパー大栄を15年2月に子会社化するなど、近年は積極的なM&A(買収・合併)で地場スーパーを傘下に収めて、中四国および九州での地盤固めを急いでいる。