パルコは6月30日、都心型店舗の「渋谷パルコ」を建て替える計画を明らかにした。連絡通路でつながる「パート1」(地上9階・地下1階)と「パート3」(地上8階・地下1階)の建物を取り壊し、約5380平方メートルの敷地に地上20階・地下3階、高さ約110メートルのビルを建てる。
店舗や事務所のほか、劇場などの文化施設、ファッション・演劇などの育成・情報発信のための施設などが入る。延床面積は約6万5000平方メートルとする計画。
2017年3月から工事を始め、19年9月には完成の予定だ。
渋谷パルコの15年2月期の売上高は前期比8.9%増の146億円。訪日外国人客の来店が増えたこともあって、全店舗の中でもとくに好調だった。東京五輪開催前に建て替えを終えることで、インバウンド需要を確実に取り込む。