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【ファストリ】 国際会計基準では2.8%の営業減益、14年8月期

 ファーストリテイリングが発表した2014年8月期の連結業績は、営業利益が前期比2.8%減の1304億円だった。同社では当期から国際会計基準(IFRS)を適用、前期ともIFRSで比較した。

 12年末に買収した米高級ジーンズ「Jブランド」の減損損失193億円、店舗の減損損失46億円を計上したことが営業減益の要因。当期純利益は61.2%減の820億円だったが、これは金融収益が前期の222億円から60億円に減少した影響が大きい。

 国内ユニクロ事業の営業利益は11.6%増の1063億円、海外ユニクロ事業は約2.6倍の329億円といずれも好調だった。ジーユーなどのグローバルブランド事業は前述したJブランドの減損損失計上の影響もあって、41億円の営業赤字だった。

 なお、日本会計基準(JGAAP)での営業利益は11.8%増の1486億円と増益だった。

 15年8月期については、売上収益が15.7%増の1兆6000億円、営業利益が38.0%増の1800億円と増収増益を見込む(IFRSベース)。

 同社は2020年度で売上高5兆円、営業利益1兆円の中期目標を掲げているが、その中間地点として3年後に売上高2兆5000億円を目指すことを明らかにした。