イオンと花王は9月4日から商品の鉄道輸送で連携を始めた。東京・福岡間の物流で鉄道コンテナを共同利用する。東京から福岡への往路では花王製品を、福岡から東京への復路ではイオンのプライベートブランド「トップバリュ」を運ぶ。
大型トラック1台分の積載量がある31フィートコンテナを使用する。イオンがこれまで行ってきたトラックでの輸送に比べて、二酸化炭素(CO2)の排出量を約5分の1に削減できる見込み。今後、鉄道輸送が拡大すれば運賃のコスト削減にもつながる。
花王はこれまでも東京・福岡間で鉄道輸送を行ってきたが、イオンとの連携により使用するコンテナのサイズを従来の12フィートから31フィートに拡大することができ、物流の効率化を実現できる。
両社では鉄道輸送での連携に備えて、今年4月から実証実験を行っていた。