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【ファストリ】 通期純利益予想を100億円下方修正、米子会社の減損で

 ファーストリテイリングは7月10日、2014年8月期の連結純利益が前期比13.7%減の780億円になりそうだと発表した。従来予想を100億円下回る。昨年12月に買収した米高級ジーンズ「Jブランド」の業績低迷でのれんの減損損失の可能性があることから特別損失を60億円から160億円に積み増すのが要因。

 売上高と営業利益の予想は従来通り、1兆3700億円(前期比19.9%増)と1455億円(9.5%増)で変わらない。

 同日発表した14年8月期第3四半期累計(13年9月~14年5月)の連結業績は売上高が前年同期比22.8%増の1兆880億円、営業利益が9.9%増の1362億円だった。海外ユニクロ事業の営業利益が75.1%増の343億円となり、全体の業績を引っ張った。国内ユニクロ事業の営業利益は7.3%増の948億円だったが、直近四半期の14年3~5月期では営業利益が27.1%増と増税後に伸び率が高まっている。既存店売上高が好調なことに加えて、粗利益率の改善が寄与した。