エイチ・ツー・オー（H2O）リテイリングが発表した2015年３月期の連結業績予想によると、６月にイズミヤを経営統合する効果で売上高は前期比40.4％増の8100億円と大きく増える見込みだ。営業利益は15.5％増の200億円になりそうだ。
15年３月期のイズミヤの業績は売上高が2500億円、営業利益が40億円と見込んでいる。主力の百貨店事業は14年３月期が好調だった反動や消費増税の影響などから、売上高が4.8％減の4065億円、営業利益が3.4％減の128億円と減収減益を見込むが、イズミヤが落ち込み分をカバーして連結ベースでは増収増益となる。
なお、「阪急オアシス」などを展開するスーパーマーケット事業の15年３月期の業績は、売上高が4.6％増の1048億円、営業利益が8.1％増の23億円と前期に続いて増収増益を見込んでいる。