イズミ(広島市)が発表した2014年2月期の連結業績は、売上高に当たる営業収益が前期比4.0%増の5568億円、営業利益が4.1%増の291億円と4期連続での増収増益となった。営業利益は2期連続で過去最高を記録した。
既存店売上高が直営ベースで2.4%増、大型ショッピングセンター(SC)「ゆめタウン」などのテナントを含めて2.7%増と堅調だったうえ、販売管理費率が前期から0.2ポイント改善し、増益につながった。一人の従業員が複数の業務をこなす多能工化に取り組んで人件費率を下げたほか、大型SCの出店がなかったため減価償却費も減少した。
期中には小商圏型店舗「ゆめマート」を中心に8店舗を新設(輸入ブランド品販売のエクセル事業部を除く)、営業収益の増加に貢献した。
15年2月期は3月に開業済みの「ゆめマート松橋」(熊本県宇城市)を含めて九州で3店舗を新設、営業収益は4.2%増の5800億円、営業利益は6.9%増の311億円と5期連続の増収増益を見込む。