J.フロントリテイリング傘下のパルコは1月7日、福岡パルコ(福岡市)を増床し、2015年春にオープンすると発表した。
福岡パルコに隣接するソラリアステージビル(旧福岡駅ビル)の4フロアを西日本鉄道から賃借し、テナントを誘致する。賃貸借面積は約3300平方メートルで、投資額は約5億円。
パルコは2010年3月に福岡パルコを開業、13年3月には隣接の土地と建物を265億円で取得し、14年秋の開業を目指して新館の建て替え工事を進めている。新館は地下3階・地上6階建てで延床面積は約1万4000平方メートル、新館と増床部分を合わせると福岡パルコの延床面積は現在の約2万4000平方メートルから4万平方メートル超に広がる。
ソラリアステージビルとつながるソラリアターミナルビルには西鉄福岡駅や天神バスセンター、福岡三越が入居しているが、増床によって福岡パルコの面積は福岡三越(売場面積約3万8000平方メートル)とほぼ同規模となる見通しだ。