【パルコ】 赤字続きのシンガポール店舗を閉鎖、海外は中国での業務受託のみに
パルコはシンガポール子会社が運営する「パルコマリーナベイ」を2014年末で閉鎖する。2010年にオープンした同店は営業赤字を続いているため、契約満了に伴い営業を終了することを決めた。
今回の閉鎖で海外での自社店舗はなくなる。ただ、シンガポール子会社は閉鎖せず、東南アジアでの新規展開に向けた調査を続けるほか、中国では開業支援と運営管理を業務受託した「ニーソンシティモール」(蘇州市)が9月28日にオープンしている。
なお、同社が発表した2013年3~8月期の連結業績は、主力のショッピングセンター事業で既存店が1.2%の増収となるなど堅調で、売上高は前年同期比0.8%増の1294億円、営業利益は22.0%増の59億円と増収増益だった。販売管理費を3億円余り削減したことも増益に寄与した。
これを受けて14年2月期通期の連結営業利益予想を従来の118億円(前期比9.0%増)から122億円(同12.7%増)に引き上げた。