ドラッグストアのゲンキー(福井県坂出市)が発表した2013年6月期の連結業績は、売上高が前期比3.6%減の546億円、営業利益が53.4%減の8億9600万円だった。昨年8月末でポイントカードを廃止した影響で客数と売上げが落ち込んだ。今年4月からポイントカードの発行を再開したが、挽回できなかった。
期中に12店舗を出店(1店舗を閉鎖)したが、既存店の落ち込みをカバーできなかった。ポイントカード廃止に伴ってディスカウント路線を強化したことから、売上総利益率が1.5ポイント低下、大幅減益につながった。
14年6月期は岐阜県や福井県を中心に12店舗の出店を計画、売上高は7.9%増の590億円、営業利益は61.7%増の14億円と増収増益を見込む。