ファーストリテイリングが発表した2013年8月期第3四半期累計(12年9月~13年5月)の連結業績は、売上高が前年同期比19.1%増の8858億円、営業利益が4.0%増の1240億円と増収増益だった。円安の進行で為替差益178億円を営業外収益に計上、経常利益は19.6%増の1420億円となった。
主力の国内ユニクロ事業は客数の増加で既存店売上高が5.2%増と堅調に伸びたものの、販促活動を強化した結果、値引き商品に売上げが集中、粗利益率が1.4ポイント低下。また、販売管理費が増加したことにより、営業利益は4.7%減の883億円と減益だった。
一方、海外ユニクロ事業は中国、香港、台湾などアジア各地での出店の加速によって売上高は56.1%増の1913億円、営業利益は43.8%増の196億円と大幅な増収増益となった。
13年8月期の通期業績予想は従来と変わらず、売上高が18.8%増の1兆1030億円、営業利益が16.6%増の1475億円を見込む。