カスミ、つくば市内で「移動スーパー」開始、買い物弱者対策
食品スーパー大手のカスミ(茨城県つくば市)は、つくば市内で「移動スーパー」の運営を始めた。買い物弱者対策としてつくば市から委託を受けて実施するもので、高齢化の進んだ市内の茎崎地区の公園や公民館など10ヵ所を定期的に巡回する。
専用トラックにおにぎりや弁当、生鮮食品、牛乳、パンなど購入頻度の高い生活必需品約400品目を積み込んで、月~金曜日までの週5日間、1日に4~5ヵ所を巡回して販売する。
カスミは移動スーパーの業務に関わる社員2人を新たに雇用、国の緊急雇用事業として人件費はつくば市が負担する。
移動スーパーは3月18日から開始、委託期間は16年2月末までの3年間となっている。期間中に巡回ルートやスケジュールの見直しを定期的に行い、将来的には販売場所を市内全域に拡大する予定だ。