【ダイエー】 医薬品の登録販売者、従業員29人の不正受験が発覚
ダイエーは2月7日、医薬品の登録販売者資格を持つ従業員のうち29人が受験に必要な実務時間条件を満たしていなかったと発表した。自主的な内部調査で判明したという。対象の29人についてはすでに医薬品販売業務から外し、各都道府県に対しては内部調査の結果を報告したという。
一般用医薬品(大衆薬)のうち副作用などのリスクが比較的低い第2類と第3類の医薬品を販売できる登録販売者の資格試験を受けるには、薬剤師の管理の下で1年間、毎月80時間以上の販売実務経験が必要だが、ダイエーで資格を取得した379人のうち29人がこの条件を満たしていなかった。
同様の不正受験は昨年11月、西友やドラッグストア「フィット・ケア・デポ」を運営するカメガヤ(横浜市)でも明らかになった。両社とも資格試験を受験した従業員のうち200数十人が実務時間条件を満たしていなかった。