パルコは４月４日、筆頭株主となったＪ．フロントリテイリングから社外取締役２人を受け入れることを明らかにした。Ｊ.フロントリテイリング取締役兼常務執行役員経営計画事業統括部長の塚田博人氏と大丸松坂屋百貨店取締役兼常務執行役員営業本部長兼ＭＤ戦略推進室長の小林泰行氏が５月26日の株主総会後にパルコの取締役に就任する。森トラストからの社外取締役２人は退任する。
Ｊ．フロントは３月23日、森トラストからパルコの発行済み株式の33.2％を譲り受けて筆頭株主となった。
約12％を保有する第２位株主のイオンは１人の社外取締役を維持する。イオンから派遣していた松井博史氏が執行役専門店事業最高経営責任者からグループの靴専門店、ジーフットの社長に転じたことを受けて、イオン取締役兼専務執行役社長補佐事業開発最高責任者の豊島正明氏がパルコの社外取締役に就く。
なお、パルコが同日発表した2012年２月期の連結業績は売上高が前期比1.9％減の2597億円、営業利益が0.5％減の91億円で減収減益。13年２月期は売上高2740億円（5.5％増）、営業利益107億円（16.7％増）を見込む。