【ヤオコー】現代画家・三栖右嗣氏の作品を集めた美術館、来年3月開館
食品スーパー大手のヤオコー(埼玉県川越市)は「現代リアリズムの巨匠」と呼ばれた画家、故・三栖右嗣氏の作品を集めた「ヤオコー川越美術館(三栖右嗣記念館)」(同)を2012年3月11日にオープンする。
明治23年の創業から昨年で120周年を迎えた同社が、その記念事業として創立する美術館で、世界的に著名な建築家、伊藤豊雄氏が設計した建物はすでに竣工した。敷地面積は約1824平方メートル、延床面積は約464平方メートルで、2つの展示室のほか、カフェやミュージアムを併設する。展示室以外はだれでも自由に入館できるようにする。
三栖氏は昨年亡くなったが、生前はときがわ町(埼玉県比企郡)にアトリエを構えていた。ときがわ町は、ヤオコーの前身「八百幸商店」を設立した小川町のとなり町。
同美術館では三栖氏の油絵72点、リトグラフ34点など150点余りを収蔵する。