【米ウォルマート】第1四半期の国内既存店は1.1%減、海外事業は好調

2010/05/19 12:21
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 米ウォルマート・ストアーズが発表した2010年度第1四半期(2~4月)の業績は、売上高が前年同期比6.0%増の991億ドル、純利益が9.7%増の33億ドルだった。米ドル安の影響もあって海外事業の売上高が21.4%増の250億ドル、営業利益が27.8%増の10億ドルと大きく伸び、全体の業績を引っ張った。

 

 米国内の既存店売上高がガソリン販売を除いて1.1%減(ウォルマート部門1.4%減、サムズ・クラブ部門0.7%増)、ガソリン販売を含めて0.5%減といずれも前年を下回った。米国内では失業率やガソリン価格が高止まりしており、家計の不安が解消されていないことが売上伸び悩みの原因となっているようだ。

 

 第2四半期(5~7月)の米国内の既存店売上高(ガソリン販売を除く)についても、ウォルマート部門で2%減~1%増、サムズ・クラブ部門で1%減~1%増を見込んでおり、当面は国内既存店の苦戦が続きそうだ。

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