【ファーストリテ】15年度に1.7兆円、4年で売上げ倍増の事業計画
ファーストリテイリングは9月14日、4年後の2015年度(15年8月期)に売上高を11年度見込みの8360億円から倍増の1兆7000億円に引き上げる事業計画を明らかにした。
さらに16年度以降は毎年300店舗を出店、年間5000億円のペースで売上げアップを図り、20年度で売上高5兆円、経常利益1兆円という長期目標の達成につなげる。
出店についてはアジアシフトを鮮明にする。年間300店舗の出店の内訳は、中国とアセアン諸国で100店舗ずつ、韓国50店舗、台湾30店舗、欧米が20店舗。このため、毎年1500人のグローバル店長人材を育成、グローバル本社となる東京のほかにニューヨーク、パリ、上海、シンガポールに地域本部を設立し、人材の採用や教育を行う。
生産拠点についても中国以外への分散化を図り、バングラディシュ、ベトナム、インドネシア、カンボジアに大規模生産拠点を築くほか、インドでも本格生産を始める予定だ。