茨城県が地盤の食品スーパー、カスミの2010年2月期連結業績は既存店が1.1%増収と堅調で、売上高は4.1%増の2098億円だった。ただ、粗利益率が25.5%と前期より1.4ポイント悪化したため、売上総利益は1.0%減少。これを営業収入約3億円の増加と販売管理費13億円の削減で補い、営業利益は20.1%増の55億円となった。特別損失の計上が前期より14億円減ったことで純利益は27億円と62.4%増えた。
店舗は5店舗を新設、既存4店舗をディスカウント業態の「FOOD OFFストッカー」に転換した。一方で2店舗を閉鎖、期末店舗数は138店となった。
11年2月期は2店舗の新設と2店舗の改装を計画、業績は営業収益が2.9%増の2231億円、営業利益が9.9%増の61億円、純利益は8.7%増の30億円を見込む。