準大手スーパーのイズミ(広島市)は11月5日、ディスカウント業態2号店となる「DSイズミ津山店」を岡山県津山市にオープンした。2009年2月に閉鎖した旧イズミ津山店跡地への出店で、岡山県下では10店舗目となる。
同社は今年9月、福岡県うきは市にDSイズミ1号店をオープンした。1号店の店舗面積は約7300平方メートルで衣料品も扱う総合スーパー型だったが、「DSイズミ津山店」の店舗面積は約2500平方メートルで食品が主体となる。
投資金額は9億円。商品をダンボール箱のまま陳列したり、入荷したままの状態で売り場に陳列できるカート型陳列什器を導入したりするなど店内作業を省力化することで従来の店舗より約20%少ない人員で運営できるようにした。
イズミは中国地方と北部九州を地盤に総合スーパーを核店舗とした郊外型ショッピングセンター「ゆめタウン」を展開してきたが、経済状況の悪化などもあって大型店の投資効率が落ちており、今後1~2年は大型店の出店を控える方針。代わりにDSイズミを出店してローコスト運営のノウハウを蓄積し、他の既存店にも生かしていく。