【米小売売上高】5月は0.2%減、11ヵ月ぶりのマイナス

2011/06/20 11:03
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 米商務省が発表した5月の小売売上高は前月比で0.2%減で、2010年6月以来、11ヵ月ぶりのマイナスとなった。

 

 マイナスは主に自動車販売の減少によるもの。自動車および部品の販売は2.9%減で、これを除く小売売上高は0.3%増だった。自動車の販売不振はガソリン価格の急騰と日本の地震被害でクルマの生産・供給が不足したため。

 

 現時点で消費意欲はそれほど落ち込んでいないと見る専門家が多いが、景気の先行きには厳しい見方も出てきている。

 

 業態別では食料品が0.5%減、家具・室内装飾品店が0.7%減、家電店が1.3%減、百貨店が0.7%減となる一方、健康・美容関連店は0.8%増、衣料品・アクセサリー店は0.2%増、無店舗販売は1.2%増と堅調だった。飲食店も0.6%増と前月の実績を上回った。

 

 なお、前年同月と比べると5月の小売売上高は7.7%増と伸びている。

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