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【ユニー】伊藤忠と資本・業務提携、3%の出資受け入れ

 ユニーと伊藤忠商事は10月22日、資本・業務提携することで合意したと発表した。両社は2006年1月に業務協力の覚書を結んでおり、その後、ユニーおよび傘下のサークルKサンクス、伊藤忠及び傘下のファミリーマートの4社が共同でオリジナル商品の開発を行い、ユニーグループの各店舗とファミリーマートで販売するなどしてきた。

 今回はそうした業務協力関係からさらに一歩踏み込んで、商品開発だけでなく、情報・物流システム開発、海外での店舗展開、両社共同での農業参入の検討など広範囲な提携関係を結ぶ。また、伊藤忠は来年3月末までにユニーの発行済み株式の約3%を取得し、同社の主要株主となる。

 大手商社と大手スーパーとの関係では、三菱商事がイオンに、三井物産がセブン&アイ・ホールディングスにそれぞれ数%出資している。また、ユニーは今年からイズミヤ、フジと3社で共通のプライベート・ブランド商品の開発・販売に乗り出しており、この3社の協業関係に伊藤忠が加わる可能性もある。