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〔海外決算〕米アマゾンの1~3月期、7年ぶりの赤字=新興EVリビアン株急落

アマゾン
米インターネット通販最大手アマゾン・ドット・コムが28日発表した2022年1~3月期決算は、純損益が38億4400万ドル(約5000億円)の赤字(前年同期81億0700万ドルの黒字)だった。(i-stock/jetcityimage)

 【シリコンバレー時事】米インターネット通販最大手アマゾン・ドット・コムが28日発表した2022年1~3月期決算は、純損益が38億4400万ドル(約5000億円)の赤字(前年同期81億0700万ドルの黒字)だった。赤字は2015年1~3月期以来7年ぶり。新興電気自動車(EV)メーカー、リビアンの株価急落に伴う76億ドルの投資損失が響いた。

 売上高は、前年同期比7%増の1164億4400万ドルで、市場予想を上回った。ジャシー最高経営責任者は「新型コロナウイルスのパンデミック(感染爆発)とウクライナ戦争は、異常な成長と課題をもたらした」とコメントした。

 ネット通販の売上高は3%減だったが、クラウドサービスの「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」が37%増と好調で全体をけん引した。一方で、人手不足による人件費が28%増となり、純損益を圧迫した。

 ◇アマゾンの決算の概要
        22年1~3月期   市場予想   21年1~3月期
売上高      116,444 116,300   108,518
純損益       ▲3,844    ―        8,107
1株利益       ▲7.56   8.36      15.79
(売上高と純利益は100万ドル、▲は赤字、1株利益は調整後)