イズミ、22年2月期の営業利益が3.0%減、食品の売上減少
イズミが発表した2022年2月期の連結業績は、売上高に当たる営業収益が前期比0.4%減の6768億円、営業利益が3.0%減の347億円だった。新型コロナウイルスの影響による巣ごもり需要の一巡で、食品の売上が減少した。
ショッピングセンター「ゆめタウン」などで客数の戻りが見られ、専門店の売上は増加した。ただ、テナントの売上構成比が高まった結果、粗利益率が悪化。販売管理費を抑制したものの、粗利の減少を補えなかった。
イズミ単体での既存店売上高(エクセル事業部を除く)は1.1%増だったが、直営では0.6%減、食品も0.8%減った。テナントは3.8%増だった。粗利益率は直営ベースでは30.3%と0.4ポイント改善したものの、テナントを含む全体では19.3%で0.2ポイントの悪化だった。
23年2月期の連結業績は、営業収益が4543億円、営業利益が326億円を見込む。「収益認識に関する会計基準」を適用するため、営業収益が目減りするが、同基準を適用しなかった場合は6971億円で、前期比3.0%の増収予想となる。