2月消費支出、1.1%増=コロナ禍の反動―総務省

時事通信
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 総務省が5日発表した2月の家計調査によると、1世帯(2人以上)当たりの消費支出は25万7887円と、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比1.1%増加した。プラスは2カ月連続。前年同月は新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言で落ち込んでいた。気温低下による暖房需要増加も全体を押し上げた。

 品目別では、交通・通信が11.4%増。通信料値下げを受けて乗り換え需要が拡大し、携帯電話機の購入が伸びた。教養娯楽は、国内パック旅行費が増えて5.6%増となった。光熱・水道は1.9%増。灯油や都市ガス代が増えた。

 一方、食料はまん延防止等重点措置の影響で外食が減って3.6%減となった。家具・家事用品は5.0%減。被服および履物は、婦人服などが減って11.0%減と落ち込んだ。

 総務省の担当者は「新型コロナ感染症の影響は継続しており、引き続き動向を注視したい」としている。

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