島忠、2016年8期は売上高3.2%減、営業利益7.0%増
島忠の2016年8月期決算は、売上高は前年同期比で3.2%減の1499億円、営業利益は7%増の102億円となった。ただし、為替差損で7億円を計上したことなどから、経常利益は5.7%減の減益となった。
部門別売上高は、「家具・ホームファッション用品」が、ダイニング家具等の販売が伸び悩んだ結果449億円(3.3%減)、「ホームセンター用品」が、DIY用品等の販売が伸び悩んだ結果、1,050億円(3.2%減)だった。
収益面では、家具・ホームファッション用品部門で、値入改善や値引きの抑制などを行ったことから粗利益率が前年から0.2ポイント(pt)改善して43.1%となった。同様にホームセンター用品部門で、チラシ掲載価格の適正化やチラシ期間の短縮化に取り組み、粗利益率は前年から0.5pt改善して28.9%となった。
販管費は、チラシ回数や配布エリアの適正化を図り、広告宣伝費を削減したことと、光熱費などを節減したことで、前年度比で4%減となった。
17年8月期は、新規店舗を1店舗計画。通期業績は、売上高1,533億円(2.2%増)、営業利益119億円(16.8%増)、経常利益147億円(15.7%増)、当期純利益100億円(12.1%増)を見込む。