【ニトリ】2015年2月期は29期連続の増収増益
ニトリホールディングスの2015年2月期決算は、売上高4172億円(前年同期比7.7%増)、営業利益663億円(5.1%増)となり、29期連続の増収増益となった。
増税前の駆け込み需要対策では、商品在庫の早期投入や配達の早期化促進、キャンペーンの早期開催、本部人員による販売応援などの各種施策を実施し、3月の全店売上高は32.3%増、4月(3月21日~4月20日)の売上高は20.1%増と売上高を大きく伸ばした。
増税後の反動減や円安への対策として、商品の原価構造の見直しと既存商品の積極的な入替えによる商品力の強化を図ることで、5月の売上高は3.2%減にとどめ、6月には1.5%増とするなど堅調に推移した。
期中に計37店を出店。国内の店舗数は346店となった。このうち、小商圏フォーマットのデコホームは、都市部への出店を進め、グループで初めて東京都山手線の内側となる池袋サンシャインシティに出店を行うなど、12店増加し29店となった。
2016年2月期は、売上高4450億円、営業利益710億円、経常利益720億円、当期利益436億円を見込んでいる。