島忠、9~11月、既存店の改装効果で増収増益

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各地域で異なる顧客ニーズに対応できるよう、既存店の改装や百円均一ショップの展開を行い、来店客数の増加に取り組んだ。 10月2日撮影

 島忠の2018年9~11月の売上高は、355億円(前年同期比1.9%増)、営業利益27億円(5.5%増)となった。

 低迷の続く売上を回復するために、客数増加が最重要であると考え、各地域で異なる顧客ニーズに対応できるよう、既存店の改装や百円均一ショップの展開を行い、来店客数の増加に取り組んだ。

 島忠は2019年8月期を初年度とする3カ年の「中期経営計画2021」をスタートしている。同社はこの1年をかけて改装・構造改革に取り組んでいる。中期経営計画で将来的にめざす姿として、最も大きな特徴だったHCと家具・ホームファンションの2業態体制を大きく転換し、自社運営業態を増やし、テナントを加えた商業施設をめざす。

 中期経営計画で掲げる数値目標は、最終年度の21年8月期に営業収益1500億円以上、営業利益は18年8月期実績から約4割増となる140億円以上、営業利益率9.0%以上としている。

 2019年8月期の決算は、売上高1483億円(前期比1.4%増)、営業利益90億円(8.8%減)を予想している。

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