[ストックホルム 10日 ロイター] – 後払い決済サービスを手掛けるスウェーデンのクラーナがソフトバンクグループの「ソフトバンク・ビジョン・ファンド2」などから6億3900万ドルを調達した。企業価値は460億ドルとなった。
利用者はクラーナが提携するオンライン店舗で買い物をした場合、後で支払うことができ、分割払いも可能。こうした後払い決済サービスは「BNPL(バイ・ナウ・ペイ・レイター)」と呼ばれている。
今回の資金調達はソフトバンクが主導し既存の株主も出資した。投資家には豪コモンウェルス銀行(CBA)や中国のアント・グループ、米ブラックロック、シンガポールの政府系投資ファンドなどが名を連ねる。
クラーナは2005年の創業で、未上場企業としては欧州で最大の企業価値を誇る。今年か来年に株式を公開する予定。
新型コロナウイルスの大流行によりネット通販が増えていることが事業の追い風になっている。