売り切れ続出!「ぽっちゃり女子」のための「ラ・ファーファ」ECモール好調の秘密とは?

堀尾大悟
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ワールドとの偶然の出会いで実現したECモール

ワールド ネオエコノミー事業本部
ワールド ネオエコノミー事業本部 F3ディレクターの針貝泰子氏(左)と同グループの山下直輝氏(右)

 そのラ・ファーファを出版する文友舎と、アパレル大手・ワールドとの協業によって20227月に誕生したのが、プラスサイズ専門のECモール「la farfa SHOP ONLINE」だ。ラ・ファーファ専属のプラスサイズモデルたちが「自分が本当に着たい服」を自らプロデュースし、ワールドが商品化してオンラインで販売する。

 ワールドのネオエコノミー事業本部 F3ディレクターの針貝泰子氏は「あるインフルエンサーのファッションブランドを立ち上げたのがラ・ファーファと出会ったきっかけ」と、その経緯を振り返る。

 ワールドでは、個人のクリエイターやインフルエンサーのアパレルブランド立ち上げを支援する事業「ワールド・ファッション・クラウド」を展開している。

 その事業で立ち上げたブランドの撮影の際、アサインしたプラスサイズモデルがラ・ファーファ専属モデルだった。編集長の高井氏も撮影現場に同行しており、ここでワールドと文友舎の初めての接点が生まれる。

 実は、以前から高井氏は「いつかラ・ファーファのオンラインショップを開設したい」との構想を温めていた。

 「雑誌も発刊から9年が経ち、良くも悪くも“踊り場”に来ていたので、何か新しい展開を模索していた。そのなかで、周りから『オンラインショップをやってみたら?』という声を頂くことが多かった」(高井氏)

 ただ、出版社である自社にはリソースやノウハウがなく、一からECを立ち上げるのは難しい。そこに、たまたま目の前にワールドの人が現れた。高井氏にとっては「願ってもないチャンス」と、迷わず協業を申し出た。

 一方、ワールド側も別の悩みを抱えていた。

 「『ワールド・ファッション・クラウド』を進めるなかで、インフルエンサー個人との協業でブランドを立ち上げることの難しさを痛感していた」(針貝氏)

 そのようなタイミングでのラ・ファーファからの協業提案。社内に話してみたところ「やってみようよ!」と好反応が得られた。

 「プラスサイズというニッチなマーケットは、深掘りすればおもしろいビジネスモデルができるのではないか、との期待感が社内にあった」(ワールド・山下直輝氏)

 雑誌メディアとしてのラ・ファーファの安定した実績・ブランドに加え、インフルエンサー個人とでなくBtoBで進められる安心感も背中を押し、文友舎とワールドのタッグでラ・ファーファ初のECモールプロジェクトは船出した。

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