アサヒ、勝木専務がCEOに就任・小路氏は会長へ 3月25日付

ロイター
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アサヒグループホールディングスは12日、勝木敦志専務・最高財務責任者(60)を社長兼最高経営責任者(CEO)に充てる人事を発表した。3月25日付。茨城県で2016年に撮影(2020年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 12日 ロイター] – アサヒグループホールディングスは12日、勝木敦志専務・最高財務責任者(60)を社長兼最高経営責任者(CEO)に充てる人事を発表した。3月25日付。小路明善社長兼CEOは取締役会長兼取締役会議長となる。

勝木次期社長は、豪州事業のCEOを務めるなど「アサヒグループの国際派の第一人者」(小路氏)。ビール事業で日豪欧の3極体制ができたなかで、グローバルとローカルの融合となる「グローカルな経営ができる人物がトップに就くべき」と交代の理由を説明した。

勝木氏は、コロナ禍でのトップ就任となるが「逆境大好き。これから良くなる一方。今年、来年と朝日(アサヒ)が昇る年にしたい」と述べた。新型コロナの影響については「昨年4、5月のように無防備に影響を受けることはない。学習ができている」と述べ、消費の2極化への対応などを進める方針を示した。豪欧では、家庭用ビールで単価の上昇が起きているという。

東京五輪・パラリンピックは「是非開催してもらいたい」とし、スポンサーとしては「大会を盛り上げ、成功してもらうために支援を惜しまない立場。森氏の騒動が忘れられるぐらい大成功の大会にしていくのがわれわれの使命」と語った。

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