キャンドゥ、必需品需要の拡大で営業利益は30.7%増、12〜8月期

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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100円以上の価格帯の商品を発売するなど、収益体質の強化に取り組んでいる

 100円ショップのキャンドゥが発表した2019年12月〜20年8月期の連結業績は、売上高が前年同期比3.3%増の550億円、営業利益が30.7%増の13億円と増収増益だった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う衛生用品や生活必需品の需要拡大が追い風となった。

 既存店売上高(直営店)が3.2%増と堅調に推移する一方、新型コロナの影響で新規出店の一部を延期したことなどから販売管理費が抑制され、営業利益が大きく伸びた。期間中の新規出店は42店舗だったが、閉鎖が46店舗とこれを上回り、8月末時点での店舗数は前年同期に比べて4店舗減の1046店舗(直営705店舗、フランチャイズ加盟店333店舗、海外フランチャイズ8店舗)となった。

 同社は法人とのフランチャイズ契約による出店を推進すると同時に、100円以上の価格帯の商品を発売するなど、厳しい環境下でも利益を上げられる体制づくりを進めている。

 同社は7月に通期業績予想を上方修正しており、20年11月期の売上高は前期比4.2%増の743億円、営業利益は22.3%増の14億6000万円を見込んでいる。

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