U.S.M.H、通期営業利益は71%増の160億円に、21年2月期
食品スーパー大手のユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(U.S.M.H)は10月6日、2021年2月期の連結営業利益が前期比71.0%増の160億円になりそうだと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う内食需要の高まりで、上半期の売上高が好調に推移したことが要因。従来予想に比べて60億円の上方修正となる。
売上高に当たる営業収益は21年2月期通期で5.3%増の7280億円、純利益は約4.3倍の70億円となる見通し。従来予想をそれぞれ260億円、49億円上回る。
同日発表した上半期(20年3〜8月)の業績は、営業収益が前年同期比8.6%増の3738億円、営業利益が約4.3倍の113億円、純利益は約16倍の69億円だった。売上総利益率が0.2ポイント上昇する一方、販売管理費率は2.2ポイント低減し、大幅な増益につながった。
既存店売上高は7.6%増と好調に推移した。事業会社別では、マルエツが7.5%増、カスミが7.0%増、マックスバリュ関東が12.4%増だった。下半期については、マルエツが1.4%増、カスミが2.8%増、マックスバリュ関東が2.3%増、3社合算では2.0%増を見込んでいる。