景気動向指数、2.6ポイント低下=自動車輸出減響く―7月

時事通信社

都心の高層ビル群
〔写真説明〕都心の高層ビル群=7月1日、東京都内(EPA時事)

 内閣府が5日発表した7月の景気動向指数(2020年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が113.3と前月比2.6ポイント低下した。自動車輸出の減少が響き、2カ月ぶりに悪化。下げ幅は24年1月(3.0ポイント低下)以来1年半ぶりの大きさだった。

 基調判断は「下げ止まりを示している」に据え置いた。トランプ米政権による高関税政策が重しとなる中、内閣府は自動車や関連部品の落ち込みについて、「一時的なものか、今後も続くのかは分からない」(景気統計部)としている。 

 速報段階で反映した8系列の経済指標はいずれもマイナスに寄与した。半導体製造装置の生産や出荷なども低調だった。

 数カ月先の景気を示す先行指数は0.8ポイント上昇の105.9で、3カ月連続で改善した。 

関連記事ランキング

関連キーワードの記事を探す

© 2025 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態