米関税収入、また過去最高=4カ月連続、財政赤字は拡大

【ワシントン時事】米財務省が12日発表した7月の財政報告によると、関税収入が280億ドル(約4兆円)と、前年同月の80億ドルから3倍増となった。トランプ政権の高関税政策を反映し、4カ月連続で過去最高を更新した。
政権は関税引き上げによる収入増で、債務圧縮を図るとともに、大型減税の財源とする方針。トランプ大統領はSNSで、「関税で巨額を稼いでいる。米国や株式市場、全体の富にとって驚くべきことだ」と、成果を誇った。
しかし、7月の政府支出は前年同月比10%増の6300億ドルと、同月では過去最高を記録。一方で収入は関税を含めても、2%増の3380億ドルにとどまった。この結果、財政赤字は19%増の2910億ドルに達した。
米国の累積債務も11日、初めて37兆ドルの大台に乗せた。7月の関税収入は収入全体の約8%にすぎない。巨額債務を圧縮するには及ばず、「焼け石に水」の状況だ。





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