マックスバリュ東海、第1四半期決算は増収も営業・経常は減益


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 マックスバリュ東海(静岡県)が7月11日に発表した2026年2月期第1四半期決算(連結2025年3月1日~5月31日)は、営業収益が前年同期比3.9%増の956億4,500万円、営業利益が4.6%減の27億2,300万円、経常利益が1.1%減の28億1,200万円となった。

 スーパーマーケット事業の売上高は3.8%増の926億3,500万円で推移した。

 第1四半期は、店舗力を強化するため、節約志向の高まりに対して「安さ実感 家計応援」や「本日の超得」商品を通じて価格訴求を強化。また、買得価格で高品質な商品を提供する「トップバリュ」の新規・リニューアル商品や増量・値下げ商品の拡販、食べきり・使いきりに適した小容量商品を拡充したほか、時間帯に応じた品揃えや鮮度・出来たて商品の訴求など、基本の徹底に努めた。デリカ・冷凍食品などの成長カテゴリー商品については、拡充の取り組みを進めた。

 既存店舗については4店舗で改装を実施。じものコーナーの充実やデリカの出来たて商品の訴求、冷凍ケース入れ替えによる冷凍食品売場の刷新と品揃え拡充に取り組んだ。

 新たな顧客との接点を創出するため、地域の買物の利便性向上と地域活性化を目的に、移動スーパーを新たに5台稼働させ、累計39台へと拡充。また、ネットショップでは母の日ギフトやごちそうメニューなどの予約販売の推進し、ネットスーパーでは販促を強化。無人店舗「Maxマート」の新規出店も進めた。

 さらに、生産性の改善によるサービスレベル向上のため、電子棚札を新たに55店舗で導入し、累計240店舗へ拡大したほか、セルフレジの増設を推進。発注業務の精度向上と負担軽減に向け、気象データを用いた自動発注支援システムを新たに畜産部門にも拡大した。

 連結ベースの売上総利益に「その他の営業収入」を加えた営業総利益は4億7,500万円増の264億8,500万円にとどまったことで、6億700万円増となった販管費を吸収しきれず、営業利益は前年同期より1億3,200万円減少した。

 2026年2月期の連結業績については増収増益を見込み、営業収益で4.1%増の3,930億円、営業利益で1.7%増の143億円、経常利益で0.8%増の142億円を計画した。

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