ユーロ圏小売売上高、1月は前年比+1.7% 今後は新型ウイルスの影響も

ロイター
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仏パリの街並み
3月4日、欧州連合(EU)統計局が発表した昨年1月のユーロ圏の小売売上高は、数量ベースで前月比0.6%増加した。前年比では1.7%増加。写真は2016年1月、仏パリで撮影(2020年 ロイター/Charles Platiau)

[ブリュッセル 4日 ロイター] – 欧州連合(EU)統計局が発表した昨年1月のユーロ圏の小売売上高は、数量ベースで前月比0.6%増加した。前年比では1.7%増加。

ロイターがまとめた市場予想は前月比0.6%増加、前年比1.1%増加だった。

昨年12月の前月比1.1%減少から増加に転じたものの、中国や欧州での新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、2月半ば以降、消費者はショッピングモールから遠ざかり始めており、1月に見られた改善は短期的なものにとどまる公算が大きい。

新型ウイルスへの不安は必需品や食料の売り上げ増加につながる面もあるものの、エコノミストは人々が自宅にとどまり、経済活動が低迷する需要ショックを予想している。

1月には食料・飲料・たばこの売上高が前月比0.7%増加した。燃料は1.9%増加。通販とネットショッピングは0.5%減少した。

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