セブン、店舗売り上げ30兆円=30年度目標、買収提案に対抗

時事通信社
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セブン&アイ・ホールディングスのロゴ
〔写真説明〕セブン&アイ・ホールディングスのロゴ(時事通信社)

 セブン&アイ・ホールディングスは24日、投資家向けの説明会を開き、国内外のコンビニエンスストアの売上高を2030年度に30兆円以上へ拡大する目標を明らかにした。海外を中心に店舗網を広げ、23年度の17.7兆円から1.7倍に増やす。具体的な数値目標を掲げて成長の道筋をアピールすることで、カナダのコンビニ大手から受けた買収提案に対抗する狙いがあるとみられる。

 セブン&アイはスーパー事業などを切り離し、コンビニ事業に集中する方針を掲げている。現在の店舗数は20カ国・地域で約8万5000店。30年までに30カ国・地域で10万店に増やす。現地企業にライセンスを付与してコンビニを展開している国でも、提携先に出資するなどして事業を強化する。 

 井阪隆一社長は、「グローバル市場での成長機会を的確に捉え、企業価値のさらなる向上が見込める段階を迎えている」との認識を示した。

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