ダイイチ、第3四半期は売上高・利益とも堅調に推移
ダイイチ(北海道)が8月9日に発表した2024年9月期第3四半期決算(非連結2023年10月1日~2024年6月30日)は、売上高が前年同期比7.8%増の387億4,900万円、営業利益が8.1%増の16億3,100万円、経常利益は7.8%増の16億4,000万円と、堅調な伸びをみせた。
2024年度9月期を初年度とする中期経営計画に基づき、基本方針である「普段の食生活を通じて、地域を笑顔に」の実現に向け、「商品力・販売力の向上」、「お客様利便性の向上」、「労働環境の改善」、「環境保全・地域活性化」、「効率化の推進」、「株主還元強化」などへの取り組みをスタート。重点実施事項として、コンプライアンスの徹底とガバナンス強化、出店戦略推進、競合店対策強化、商品力強化(コア商品の開発推進)、セブン&アイ・ホールディングスとの連携強化、人財の増強(採用・育成強化、労働環境改善)、効率化・オペレーションコストの削減、地域密着型企業の深化、などに取り組んだ。
第3四半期累計期間の売上総利益率は0.4ポイント改善して25.6%。販管費は売上比で0.4ポイント上昇して22.5%となったが、売上総利益率の改善で営業増益につなげた。
なお、2024年9月期の業績予想については、売上高で4.9%増の504億円、営業利益で1.6%減の17億6,000万円、経常利益は3.3%減の営業利益と同額17億6,000万円とした。