Genky DrugStores(ゲンキー)、本決算は30%台の増益

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 7月29日にドラッグストア大手のGenky DrugStores(福井県)が発表した2024年6月期決算(連結2023年6月21日~2024年6月20日)は、売上高が前期比9.3%増の1,848億円、営業利益が34.4%増の90億円、経常利益が30.9%増の92億円、当期純利益は32.7%増の63億円となり、2ケタ増益で着地した。

 連結会計年度は、31店舗を新規に出店。既存店は、仕入価格の高騰に伴う店頭売価の上昇で1点単価は4.9%アップし、買上点数は2.8%減となったが、EDLPの浸透によって客数は4.7%増と好調に推移。また、生鮮食品や日配品などのデイリーフーズの堅調な伸びにも支えられ、既存店売上は計画を2.4ポイント上回る伸び率を達成した。

 「坪当たり経費を20万円で維持し、EDLP戦略によって坪当たり売上高を押し上げることで、坪当たり営業利益を向上させる」戦略を採るGenky DrugStoresは、会計年度の売上総利益は8.9%増の376億円。売上総利益率は前期同様の20.4%を維持。一方、販管費は、カテゴリー納品やセルフレジの導入に伴う人件費コントロールが功を奏し、販管費は売上比で16.5%から15.5%へと1ポイント改善し、2.7%増の286億円に抑えられたことから、大幅な営業増益につながった。

 2025年6月期の連結業績については、売上高で9.3%増の2,020億円、営業利益で10.9%増の100億円、経常利益で10.3%増の102億円を見込んでいる。

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