コメリ、第1四半期は増収・2ケタ増益で回復基調
7月23日にコメリ(新潟県)が発表した2025年3月期第1四半期決算(連結2024年4月1日~6月30日)は、営業収益が前年同期比3.2%増の1,074億円、営業利益が12.1%増の94億円、経常利益は15.0%増の96億円と、増収・2ケタ増益となり、回復に転じた。
第1四半期連結累計期間は、期間を通じて天候が安定したことで、主力カテゴリーである大袋肥料・農薬・刈払機などの農業者向け商品や、野菜苗・種など家庭菜園商品の販売が堅調に推移。また、全国的に梅雨入りが遅れ、5月・6月ともに気温が高い日が続いたことで、エアコン・遮光用品や夏物作業衣料などの販売が好調に推移したほか、プロの建設業者が利用するセメント・電材などの消耗品も堅調な動きをみせた。
PB商品の販売については、円安による仕入価格の上昇、物流コストの上昇の影響は受けたものの、「暮らしを守り・育てる商品開発」に努めたことで、売上・利益拡大に貢献。売上高構成比は、ホームセンター開業以来、初めて50%超の50.3%となった。
営業総利益は4.5%増(15億円増)の361億円。販管費が2.0%増(5億円増)の266億円となったが、第1四半期は営業利益を前年同期から10億円押し上げた。
2025年3月期の連結業績については、営業収益で4.7%増の3,880億円、営業利益で10.0%増の243億円、経常利益で10.3%増の245億円を見込んでいる。