「デジタルシェルフラベル」最新動向

文:松岡 由希子 (フリーランスライター)
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デジタルシェルフラベル
DIGITAL SHELF LABELS

 デジタルシェルフラベルとは、文字通りデジタル化した値札だ。基幹システムやPOSシステムと連動させることで、ネットワークを介して商品名や価格などの情報を更新できることから、売場での価格変更の作業負荷を大幅に軽減できる。

 米ウォルマート(Walmart)は2024年6月、店舗のデジタル化の一環として、デジタルシェルフラベルを26年までに2300店舗で導入する方針を発表した。店舗業務の効率化と顧客体験の向上につなげるのが狙いだ。

スマホアプリを使って、デジタルシェルフラベルに表示される価格変更を実施する様子
スマホアプリを使って、デジタルシェルフラベルに表示される価格変更を実施する様子

 ウォルマートの店舗では12万品目超の商品を取り扱い、それぞれに値札がついている。価格変更する商品は毎週、数千品目にのぼり、売場では、紙の値札の入れ替え作業に2~3日を要していた。

 そこで、ウォルマートは、

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松岡 由希子 / フリーランスライター

米国MBA 取得後、スタートアップの支援や経営戦略の立案などの実務経験を経て、2008年、ジャーナリストに転身。食を取り巻く技術革新や次世代ビジネスの動向をグローバルな視点で追う。

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