U.S.M.H、いなげやを完全子会社化、1兆円SMグループへ!
U.S.M.H(ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス、東京都)、及び、いなげや(東京都)は、4月18日付の取締役会でU.S.M.Hが親会社、いなげやが子会社となる株式交換を決定し、株式交換契約を締結した。この経営統合契約により、いなげやはU.S.M.Hの完全子会社となる。
この株式交換は、2024年5月24日に予定されるU.S.M.Hの定時株主総会および2024年6月26日に予定される、いなげやの定時株主総会での決議による承認を経て、2024年11月30日に効力を発生させる予定だ。なお、株式交換の効力発生日に先立ち、いなげやの普通株式は2024年11月27日を最終売買日にして東京証券取引所プライム市場から上場廃止となる。
近年、食品スーパーマーケット業界の事業環境は厳しさが増しており、少子高齢化や消費者のライフスタイル・購買行動の変化が背景となり、EC事業者やドラッグストアを含む他業種の食品取り扱いが増加しており、今後さらなる淘汰や業界再編が進むことが予想されている。
イオン、いなげや、及びU.S.M.Hは、競争激化が予想される首都圏でお客のニーズに迅速に対応し、地域社会との共生を重視するため資本関係を強化し経営統合を推進することで、1兆円のSMグループとしてスケールメリットを活かし、新たなビジネスモデルの構築を図ることが最適であると判断した。