UAゼンセン、6%賃上げ要求へ=24年春闘の方針案発表
流通や繊維などの労働組合で構成するUAゼンセンは7日、2024年春闘の要求方針案を発表する。先月公表した素案は基本給を底上げするベースアップ(ベア)を4%、定期昇給分と合わせて「6%基準」の賃上げを目指す内容で、連合の「5%以上」を上回る。
要求方針は、来年1月23日の中央委員会で決定する。物価上昇により、実質賃金がマイナスになっていることを踏まえ、23年春闘で掲げた「6%程度」より表現を明確にした。
24年春闘に向けては、自動車や電機など五つの産業別労組で構成する金属労協が「月1万円以上」のベア要求基準を決定。金属労協傘下で、機械や金属産業の中小企業労組が主に加盟する「ものづくり産業労働組合JAM」は、ベア「月1万2000円」の要求方針を発表している。