外食売上高、梅雨明けの遅れで35ヵ月ぶりの前年割れ、7月は0.5%減

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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新宿雨の様子

 日本フードサービス協会が発表した7月の外食売上高(全店ベース)は、前年同月比0.5%減だった。梅雨明けが前年より大幅に遅れ天候不順が続いたことに加えて、日曜日が1日少なかったことも影響し、35ヵ月ぶりの前年割れとなった。客単価は1.3%増だったものの、客数が1.7%減少した。

 主な業態別では、ファーストフードが1.4%増。「洋風」が2.4%増、「和風」が1.6%増、「麺類」が2.6%増と健闘した。ファミリーレストランは4.4%減で8ヵ月ぶりのマイナスとなった。「中華」は0.5%増と前年比プラスを維持したが、「洋風」「和風」「焼き肉」が前年割れだった。そのほか、ディナーレストランは2.1%増、喫茶は3.7%増と前年実績を上回ったが、パブ/居酒屋は1.4%減で2ヵ月連続のマイナスだった。

 大手外食チェーンの7月の既存店売上高は、日本マクドナルドが4.1%増で44ヵ月連続のプラス。トリドールホールディングス傘下の「丸亀製麺」が2.9%増で3ヵ月連続のプラス。ゼンショーホールディングス傘下の「すき家」は1.4%減で14ヵ月ぶりのマイナス。すかいらーくグループは4.3%減で9ヵ月ぶりのマイナス。ドトールコーヒーは0.2%減で3ヵ月連続のマイナス。ワタミ(国内外食事業)は0.7%減で2ヵ月連続のマイナスだった。

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