ユーロ圏消費者物価、8.5%上昇=4カ月連続鈍化―2月
【ロンドン時事】欧州連合(EU)統計局が2日発表した2月のユーロ圏消費者物価指数(速報値)は、前年同月比8.5%上昇した。伸び率は前月(8.6%)をわずかに下回り、4カ月連続で鈍化した。ロシアのウクライナ侵攻に伴うエネルギー価格の高騰は一服したものの、食料などは値上がりし、インフレは高止まりしている。
品目別の上昇率は、エネルギーが13.7%と、前月(18.9%)から減速する一方、食料・アルコール・たばこは15.0%に加速した。エネルギーや食料を除いたコア指数は5.6%と、前月(5.3%)を上回った。