米マクドナルド、人員規模で「困難な決断」へ=出店加速に注力
【ニューヨーク時事】米ファストフード大手マクドナルドは6日、世界的に出店加速に力を注ぐ方針を明確にするとともに、人員規模に関する困難な決断を下す計画を公表した。同社が米証券取引委員会(SEC)に提出した文書で明らかにした。
それによると、ケンプチンスキー最高経営責任者(CEO)は従業員向けの文書で「一部の取り組みは優先順位を下げたり、完全に停止したりする」と指摘。「こうした措置は、世界的なコストを削減し、成長に向けて投資の資源を確保しつつ、組織としての迅速な行動に役立つ」と強調した。
その上で「役割と人員規模を評価し、困難な議論と決断を迫られる」と表明。「4月3日までに主要な決断を確定させ、伝達を開始する」との見通しを示した。
また、過去数年にわたり推進してきた需要増加を完全に取り込むため、出店ペースを加速させる必要性を訴えたほか、働き方の最新化も図る考えを明らかにした。